まず、三味線といっても3種類あります。
1.細棹 長唄や小唄などを弾く
2.中棹 一般的に地唄や一般民謡などを弾く
3.太棹 義太夫や浪曲などを弾く、津軽三味線はここの分類にはいる
太棹の分類に入る津軽三味線は、もともと「門づけ」を行う盲人芸として発達してきました。それが、大正から昭和にかけて津軽民謡の裏方的存在から、独奏楽器としても使われるようになりました。今日では、独奏楽器として津軽三味線が持つ音の迫力や、表情豊かな音色が様々な人の心をひきつけ、注目を浴びるようになりました。
津軽三味線は、高級なものは紅木、一般的な練習用だと花梨や紫檀という木でつくられています。これは、ほかの三味線とあまり大差はありません。
津軽三味線とその他の三味線の大きな違いは、まず、大きさです。太棹と言うだけあり、かなり大きいです。また、胴に使われている皮にも違いがあります。
細棹や中棹には猫の皮を使いますが、津軽三味線では犬の皮を使います。持つ撥にも違いがあり、細棹では大きな木や象牙の撥を用いるのに対し、津軽三味線は小ぶりな鼈甲の撥を使用します。
と、ざっと三味線の違いはこれくらいです。
最近では、さまざまなセッションに使われるエレキ三味線や、騒音問題を解決するためのサイレント三味線も売られています。
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